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この記事では、3月15日にアップデートした新しい内容について解説いたします。
今回のアップデートは、主に三つの内容があります。
1、ブロックと要素の導入 2、詳細レポート機能の追加 3、エクスポート機能の追加
この一連のアップデートによって、ヒートマップ機能のユーザビリティ改善だけではなく、インサイト得るためのデータもより大きくアップデートしました。
Tip: こちらが一部のユーザー向けの内部バージョンです。 こちらに記載された機能に興味を持つ方は、ぜひお気軽にチャットサポートにご連絡ください。
新しいヒートマップの画面は現状のものと大きく異なります。必要な機能や、新しい機能を確認してください。
従来のページ分析と比較し、この度アップデートである「ブロック」と「要素」はページの隅々までより充実した分析ができます。新しいコンテンツ分析レポートでは、ページ構成を「ブロック」「要素」に分けて自動的に読み込んでデータを整理します。ヒートマップを組み合わせて、定量定性にページの異なるコンテンツのパフォーマンスを一目で把握し、次のアクションのヒントを得ることができます。
ブロックとはページコンテンツや構造に応じて切り分けられた要素のまとまりです。各ブロックでのインプレッション、クリック、離脱、CV貢献クリックを確認することができます。 これらのデータを通じて、今後は問題のあるところだけを調整できます。それで、ページ全体の表現が挙げられます。
ヒートマップを最初に表示する際、ページをより良く解析するために自動識別スキャンを実行する必要があります。右の「スキャンを開始」ボタンをクリックしてスキャンを開始します。スキャン中はスクロールや操作を行わないでください。スキャンにかかる時間はページの長さに関係があり、一般的には数秒から数十秒です。
識別が完了すると右側に自動で分類されたブロックと関連データが表示されます。左側のヒートマップは自動的に分析ヒートマップモードとなり、識別されたブロックが表示されます。
ブロック名 ブロック名はデフォルトで現在のブロックから取得されたテキストまたは画像のalt情報です。ブロック名に縦の三点リーダーでよりわかりやすい名前に変更することが可能です。 ブロック位置の確認 ブロック名をクリックすると、左側のヒートマップで該当ブロック位置を確認することができます。3種類のヒートマップはいずれもブロック位置を確認できます。 ブロックの調整と追加削除 自動的に識別されたブロックが想定と一致しない場合、またはページに識別されないコンテンツ領域がある場合にブロックの範囲を調整、追加、削除することができます。分析ヒートマップ上部の「ブロック編集」をクリックして設定モードに移行し調整してください。 ブロック設定モードに入り、調整したいブロックの範囲にカーソルを合わせてクリックすることで、再選択や削除、または新しいブロックを追加することができます。調整が完了したら、右上の「保存」ボタンをクリックし保存します。
右側のデータテーブルではブロックごとの各指標を表示できます。表示可能な指標は以下の通り:
データテーブルでは問題があるブロックとパフォーマンス良いブロックをすぐに確認できるように、パフォーマンスの良いブロックを緑色で、パフォーマンスの悪いブロックを赤色で表示しています。
要素とは、ボタン、画像、テキストなどのページを構成するアイテムのことです。要素の分析では、各要素のインプレッション、クリック、コンバージョン貢献度が確認できます。要素は細部を分析するブロックよりさらに単位です。中に、CTAという指標を設定すると、本当にユーザーのコンバージョンに導くクリック数がわかります。
デフォルトの状態では、ページ内全てのインタラクティブ要素(クリッカブルな要素)を自動的に認識し、右側の「要素」タブにリスト化します。
要素名
デフォルトで要素名は現在の要素において取得されたテキスト情報または画像のalt情報です。要素名のメニューにカーソルを合わせてよりわかりやすい名前に変更することが可能です。
要素の位置確認
要素名をクリックすると、左側のヒートマップで該当要素の位置を確認することができます。3種類のヒートマップはいずれも要素の位置が確認できます。
要素の調整と追加削除
表示したい要素が識別されていない場合、ヒートマップ上部の「ブロック:ブロック平均滞在時間」というボタンをクリックして、プルダウンで表示形式を「ブロック」から、「要素」に変えて、出てきた「要素編集」をクリックして調整することが可能です。また、デフォルトではインタラクティブな要素のみを識別しているため、表示したい非インタラクティブ要素がある場合は、要素編集で設定することもできます。
右側のデータテーブルでは要素ごとの各指標を表示できます。表示可能な指標は以下の通り:
データテーブルでは問題がある要素とパフォーマンス良い要素をすぐに確認できるように、パフォーマンス良い要素を緑色で表示しています。ページ下位の要素が緑の場合、その要素の価値は高く、よりインプレッションを増やすことで効果が高まる可能性があります。
CTAの設定
CTA (Call To Action) とは、ユーザーをコンバージョンへと導く重要なクリック要素です。ページの中でコンバージョンに進むためのボタンをCTAとして設定すると、CTAクリック率が自動的に計算され、ページのパフォーマンスを把握するのに役立ちます。
要素名のところにある三点リーダーをクリックして、「CTAに設定」というボタンがあります。CTAに設定した後の内容は、要素名の前に、「(CTA)」をついてあります。
指定要素のCTAクリック率を確認したい場合、詳細レポートの中にあるブロックのところで確認できます。また、主要指標と詳細分析の行動のところで、ページ全体の状況も確認できます。
追従要素の設定
追従要素とは、スクロールに関係なく画面に表示されている要素です(ナビゲーションメニューや固定バナー、チャットボックスなど)。追従要素として設定することで、インプレッション、ブロック離脱率、滞在時間などのデータをレポートから除外することができます。
追従要素に設定した後、要素名の前に「(追従)」がついてあります。
比較ヒートマップによって、異なる条件におけるコンテンツパフォーマンスの違いをより迅速に把握することが可能です。
画面右上の「+比較ヒートマップ」をクリックすると、ヒートマップを追加し、並べて比較することができるようになります。
比較ヒートマップを追加した後、各ヒートマップでページURL、期間、デバイス、セグメント条件、ヒートマップタイプの切り替えで比較したい内容に応じて切り替えます。右側のブロック・要素の分析レポートにも、設定した条件に従って対応する比較データと差分値が表示されます。
現在、最大6つのヒートマップを比較することができます。
基本データ
分析レポートの上部には、各ヒートマップにおける基本データの比較を表示し、異なる条件におけるトラフィックの概要が確認できます。
比較しているページの同じブロックや要素の比較データを表示します。 画面一番左側のヒートマップのデータを基準として、他の比較ヒートマップのデータの差分値を表示し、緑はパフォーマンスが良い場合、赤色はパフォーマンスが悪い場合を表します。差分値を通じて異なる条件におけるコンテンツパフォーマンスの違いをより迅速に把握することが可能です。
現在、ページの構造が異なるため、異なるページのURLを比較することはまたは異なるデバイスを比較する場合、ブロックや要素のレポートの表示は一時的にサポートされていません。
ヒートマップ上では、ページのブロックや要素ごとにデータのパフォーマンスを直感的に確認することができます。
ヒートマップの「ページ分析」に入ると、ヒートマップのツールバーでデータ指標をいくつ設置し、切り替えるようになりました。これにより、可視化する内容がさらに増えました。
最初のプルダウンリストでは「ブロックデータ」と「要素データ」を選択することができます。切り替ると下のヒートマップには右側の分析レポートと一致するブロックや要素が表示されます。
2番目のプルダウンリストでは、ブロックや要素に表示するデータ指標を選択することができます。選択すると下のヒートマップ上に該当する数値が表示され、クリック数やCV貢献数などをより直感的に見ることが可能です。
数値の大きさに基づいてブロックや要素の色が赤から青に描画され、より直感的に状況を把握することができます。
ヒートマップ上のブロックや要素をクリックすると、詳細データを確認することができます。詳細データパネルでは、現在のブロックや要素の各データ指標と、クリックした訪問者の流入元、広告、地域などのセグメント情報が表示されます。 問題発見でこちらの内容が調整できると気付いた場合、右上にある「編集またはABテスト」というボタンをクリックすれば、直接Experienceを開き、ページを編集することができます。これにより、問題の発見と改善を加速することができます。
詳細レポートは、該当のページの指標をまとめたレポート機能です。このレポートを活用することで、ページ全体の状況を一目で把握できる一方、関係者と方向性を合意するレポート作成に役立ちます。中には、ページのダイジェストデータだけではなく、コンテンツ毎のより細かなデータも表示しています。詳細レポートはユーザーの異なるニーズの分析や、レポート作成に必要なデータもここで網羅しています。
詳細レポートはページ全体の主要指標だけではなく、デバイス別、流入経由、新規/再訪問、日別などの詳細分析も含まれています。また、各要素、ブロックの分析も揃っています。
主要指標と詳細分析は、ページ全体の状況を把握すためのデータです。ブロック、要素ごとの分析はユーザーがどこに興味を持っているのか、興味を失ったかを表す内容です。 各分析は横でスライドできます。表示データは「集客」、「行動」、「ランディングページのパフォーマンス」の三つの軸をもとに分類されました。具体的な指標及び定義は以下の通りです。
ブロック指標
要素指標
新しいレポートでは、エクスポート機能によるヒートマプキャプチャの出力、データレポートの出力が可能です。
画面の右上にある「ヒートマップキャプチャ」をクリックすると、キャプチャデータの取得をはじめます。
ヒートマップのキャプチャ取得中は、ヒートマップを見たり、他のタブに移動しても問題ありません。ただし、ページを閉じたり、再読み込みはしないでください。
キャプチャ取得中は画面操作を行えます。ヒートマップの種類やセグメントを切り替えながらダウンロードボタンをクリックすれば、同時進行で複数のキャプチャをダウンロードすることができます。
Tip: 同時に複数のファイルをダウンロードする際に、ブラウザーが複数のファイルの同時ダウンロードに同意するかどうかを問うメッセージが左上隅に表示されることがあります。許可をクリックしてからダウンロードができます。
ページの多様性により、一部のページにはキャプチャが正しくダウンロードされない場合があります。そのような場合には、Ptengine Chrome拡張機能を使用して、ヒートマップページで手動でキャプチャを取得することができます。
*プラグイン内のスクリーンショット機能は、v0.5バージョンのユーザーのみが利用可能です。
プラグインのダウンロードはこちら
ヒートマップはZIPでダウンロードされます。ファイルの中には、全体の長いスクリンショット以外に、ブロックごとに分かれた部分的なスクリンショットもあります。
詳細レポートを開いた後、「レポートを出力」ボタンをクリックすれば、詳細レポート内にあるすべてのデータとこのページのヒートマップキャプチャがダウンロードできます。
Tip: 詳細レポートの出力はメールで送られます。 デフォルトの送付先はアカウントのメールアドレスと同じです。
出力完了後、指定メールアドレスにこのようなメールが届きます。このダウンロードリンクの有効期限は7日間ですので、有効期限を過ぎないように早めにダウンロードしてください。
ダウンロードした内容はデータを含むExcelと、端末別&ヒートマップ種類別のキャプチャが格納されています。
これまでのPtengineヒートマップとはいくつかの大きな違いがあります。 それは表示の仕方だけでなく、新しく刷新されたデータや新規のデータがあるのでここでチェックしてください。
スクロール到達率:スクロール到達率はページのパフォーマンスを知るための重要な要素であるため、非表示にする機能を削除しました。
隠し要素を表示:クリックヒートマップを確認する際に、隠し要素の表示はヒートマップの全体表示に影響を与えます。例えば、現在閉じているメニューのクリック情報は展開されていない時に表示されるべきではありません。そのため、デフォルトで隠し要素のチェックポイントは表示されません。しかし、画面操作モードでメニューを展開してからヒートマップに戻れば展開後のヒートマップを確認することができます。
一時的には詳細数値データは削除されましたが、今後はページデータの部分を整理しバージョンアップする過程で再度確認できるようにする予定です。ヒートマップを確認する際に見たい数値があればぜひフィードバックしてください。
滞在時間とは、スクロールを止め、このブロックを注目した時間の平均です。平均滞在時間が長いほど、ユーザーがこのブロックに興味を持っていることを意味しています。 それに伴うアテンションヒートマップの調整もあります。
前のアテンションヒートマップはユーザーのスクロール頻度で描かれたものです。また、同じページでも、より端にある内容はユーザーの注意が払わないことを想定しました。しかし、スクロールは決してユーザーの低い関心度とイコールしません。興味を持っているから、スクロールし続けるケースもあります。そして、今回、平均滞在時間の追加で、アテンションヒートマップを平均滞在時間ベースで算出するようになりました。
今回、私たちはすべての操作を行わなかったユーザーをFV離脱に定義し、より参考性の高いFV離脱率の算出を実現しています。
ユーザーの画面解像度は異なるため、以前固定だった100%の位置設定を、訪問者の画面解像度から算出する「スクロール開始位置」にアップデートしました。ユーザーがページを開いた際に最初に表示される平均の表示エリアを算出し、ページを開いてすぐに重要なコンテンツが大多数のユーザーに表示されているかどうかを知るのに役立ちます。
Tip: スクロール到達率が以前よりやや低く見える可能性があります。しかしより事実に基づいた描写によって適切なインサイトを得られるよう修正することになりました。
Ptengineプラグインをアップデートし、新たな機能を追加しました。プラグインがある状態で実際のサイトを開くと、画面左下にフローティングの形で、今閲覧している人数を示しています。
Tip: プラグインはこちらでダウンロードできます。
ボタンにマウスカーソルを合わせると、「ヒートマップを表示」、「施策を始める」、「もっとを見る」の三つの選択肢を表示します。これによって、ユーザーのアイデアを最短時間で確認、検証できます。 このポップアップはプラグインで表示を「ON」にしてから表示されるようになるので、使いたい方はONにしてください。
ページにおける表現は常に進化しており、現在発見されているいくつかのサポートされていない仕様がございます。
ページ下部のコンテンツが遅延ロードされるページの場合、デフォルトの自動要素識別では認識されないことがあります。 ヒートマップでページの一番下まで手動でスクロールし表示してから、ブロック設定、または要素設定モードに入り、再スキャンや調整を行なってください。
データ収集時と現在の公開されているページに大きな差異がある場合、うまくデータがマッピングできないことがあります。
その場合は、ページ改修前のページの状態をあらかじめ「ページ保存機能」で保存していただくことを強くお勧めします。設定されていたブロックと要素の設定は同時に保存され、改修後でもページを遡って分析することができます。
ページ改修後、ページの変更が大きい場合は、新しくなったページで改めてブロックまたは要素を再設定する必要があります。
下記構造においてはインプレッションデータを用いる指標(インプレッション/クリック率/ブロック離脱)を扱うことができません。
1)追従コンテンツ:ページに追従(フローティング)するブロックまたは要素は、現時点ではインプレッション、クリック率、ブロック離脱の正確な計算をサポートできません。今後は追従するブロックまたは要素をよりよく識別し、データを提供できるように最適化を進めてまいります。
2)アンケート型LP:各質問ごとに切り分けられ展開されるアンケート型LPについては、現時点ではインプレッション、クリック率、ブロック離脱を正確に計算するできません。今後はアンケート型LPに対してもより良いサポートができるよう進めてまいります。
3)隠れたブロックまたは要素:最初表示されていない隠れたメニューや、タブで切り替えるようなコンテンツは、インプレッション、クリック率、ブロック離脱を正確に計算できません。今後はこれらのクリック後に表示されるブロックや要素をよりよく識別し、データを提供できるように最適化を進めてまいります。
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