離脱ポップアップが表示されない場合

Ptengine Experienceで配信した離脱ポップアップがうまく表示されないと感じた場合、「離脱」の定義に原因がある可能性があります。

この記事をご覧いただくことで、Ptengineが判定する離脱の定義を理解し、効果的な離脱ポップアップの実施にお役立ていただければ幸いです。

離脱ポップアップとは #

離脱ポップアップとは、Webサイトの訪問者がそのページから他のサイトに移動したり、ブラウザを閉じようとしたりする時に表示されるポップアップです。離脱ポップアップには、ユーザーにクーポンや割引を提供する、アンケートを実施する、登録を促すなど、さまざまな種類があります。離脱ポップアップを効果的に使用することで、ウェブサイトの離脱率を下げ、コンバージョン率を上げることができます。

Ptengine Experienceでは、Web接客にてポップアップを作成し、下記のように表示するタイミングを「ブラウザから離脱した時」に設定すれば、離脱ポップアップを配信できます。

ブラウザから離脱した時の定義 #

上記の「ブラウザから離脱した時」の“離脱"とは、訪問者が該当ページで下記の①かつ②、または、①かつ③の行動を取ることを条件としています。

  • 1該当ページに 5 秒以上滞在すること
  • 2PCの場合:カーソルがページ内容外に置かれた時(ブラウザのブックマークバーやタブバーなどへ移動した時)。
  • 3スマホの場合:ブラウザの戻るボタンを押す、またはスワイプ操作をした時に体験が表示されます。

5秒未満の滞在にはポップアップを出せないのか? #

技術的には不可能ではなくコードを実装することで実現可能ですが、離脱ポップアップを効果的にご利用いただくという観点で、推奨しておりません。

理由としては、5秒未満という短い滞在時間で離脱しようとする訪問者に、離脱を防止しようとするポップアップを出すと、ユーザー体験を阻害しネガティブな効果を招く恐れがあるためです。

ポップアップは製品やブランドをよく理解しているユーザーに出すことでより効果が得られます。ポップアップ作成のコツの記事もご参考にしていただければ幸いです。

離脱と判断できないケース #

離脱ポップアップでは、訪問者の離脱を完璧に捉えることは難しいです。例えば、下記のようなケースでは「B」の行動を取ったユーザーのみに離脱ポップアップが表示されます(ページに5秒以上滞在していていることも条件)。

離脱と判断できないケース

  • 1アプリまたはブラウザを直接閉じる、スマホのホームボタンを押して閲覧中のページから離脱する場合
  • 2SNS系や広告からの流入でアプリ内ブラウザで閲覧しており、ブラウザバックができない場合
    (例:iOSでアプリ内でブラウザを開く際、最初に開いたページはブラウザバックできない)

但し、弊社内での検証も踏まえ、離脱ユーザーを完璧にカバーできない場合でも、離脱ポップアップはウェブサイトの離脱率を下げ、コンバージョン率を上げる施策として有効に利用することができます。離脱ポップアップのカバー率は、基本的に競合他社も同様の状況であるため、自社の要件に応じて、施策から最大の成果を得ていただければと思います!

離脱防止施策の考え方

Case1:アプローチできる離脱者に対し有効なコンテンツを検証する

現実的にアプローチできる離脱者に対し、どのコンテンツが最も有効なのかを模索していくことでビジネスの推進につながる洞察を得ることができるでしょう。

例えば、毎月アプローチできた100万人の離脱者の中で、1%が興味喚起されて、その中1%が契約に至れば、毎月の新規ユーザーは1万人が増加し、売上の増加が期待できます。

Case2:全体の離脱率を本質的に下げる

Ptengineの他の機能を活用することで、離脱しようとするユーザー自体を減らしていくことも可能です。

例えば、新規と再訪問に分けて、それぞれのヒートマップを分析し、気になる箇所をA/Bテストで改善していきます。そうることで、リピーターが離脱しやすい場所、新規訪問者が離脱しやすい場所、などを具体的に特定していくことで、改善効果を得やすくなります。

上記のような検証を通じて、効果的に離脱を防止しサイト運営の成果を最大化させていきましょう!

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